SNS活用(2) だれに向けて発信したらいいのだろう?

公開日:2019/08/05  

企業のSNSはだれにむけて発信しているのか?

 かなり大雑把にいえば、自社サービスに興味をもってくれているひとに対して、でしょう。大阪への旅行について検索している人に、イギリスの地下鉄の情報を与えてもほぼ効果がないのはだれでもわかります。そういった意味で、自社サービスに興味を持ってくれている客層をもっと細かくみていく必要があります。層によって、読む雑誌が違うように、響く内容が違うからです。客層に適した記事を作ることができれば、より多くの人によんでもらうことができますよね。

 

 たとえば、ビジネスホテルのことを興味があって調べるのはどんな人でしょうか。ビジネスマン本人かもしれないし、そのビジネスマンを派遣する会社の人かもしれないし、ビジネスマンの荷造りをしてあげる奥様かもしれないし、ビジネスマンに食事をしてもらいたい近くの飲食店かもしれないし、自社の社員が意外とチェックしてるかもしれません。

 

 たとえば、ラーメン屋のことを興味があって調べるのはどんな人でしょうか。若い男性かもしれない、系列のチェーン店かもしれない、近所のホテルに泊まるビジネスマンかもしれない、近くのオフィスで働くOLかもしれない、夕飯作りが間に合わなかったファミリーかもしれません。

 

 

分析機能、インサイト活用のススメ

 ざっと想像してみただけでも、これだけ多岐にわたり、肌感覚でわかっている客層と、実際に購入の意思決定に関わる客層が違ったりすることもあります。フェイスブックでも、インスタグラムでも、「インサイト」を見ればどんな客層がみてくれているのか分析することができます。客層によって欲しい情報がちがうので、肌感覚でわかっている客層と違うのであれば、そこに合わせて投稿内容を変化させていくことも考える必要があるので、SNSを運用していこうと考えた時に、顧客の情報は一番最初にチェックすることを強くおすすめします。また、客層によって、使うSNSのツールが変化します。フェイスブックを中心にしていくのか、インスタグラムに力を入れるのか、全てまんべんなくできることが理想ではありますが、広く浅くすることよりも最初は深く狭く注力したほうが見応えのあるSNSになりますよ。