【医療】ソーシャルリクルーティングを活用した看護師採用!(病院・クリニック)

公開日:2020/03/03   最終更新日:2020/02/27

ソーシャルリクルーティングで看護師を採用する!

ソーシャルリクルーティングとは 

InstagramやFacebook・TwitterなどのSNSを利用した採用方法です。 現在SNSは、若者の日常生活に欠かせないツールになっています。病院の雰囲気を写真などの投稿で簡単に伝えることができ、逆に面接だけではわからない応募者の素顔を知ることができる採用活動の方法です。

海外ではメジャーになっている採用方法で、日本でも徐々に浸透してきています。NTTドコモ・DMM.comグループ・講談社などの大手企業で利用されています。 

病院・クリニックとしては、SNSからの直接採用というよりは、ホームページに足を運んでもらうためのツールとして活用していくのがいいのではないでしょうか。  

メリット 

情報の拡散性が高い(多数の人の目に触れやすい) 

ホームページや看護師求人サイトなどは、基本的にその媒体に登録したり、訪問しなければ情報を得ることができません。
しかし、拡散力の高いSNSは、積極的に就職活動を行っている看護師はもちろん、具体的なアクションを起こしていない潜在層にもアプローチすることができます。それらの潜在層にもSNSを通して、継続的に病院の認知をしていくことで、転職の機会が訪れた時に、転職先の候補に入る可能性は高くなるのではないでしょうか。 

採用コストの削減ができる 

SNSの利用は基本的に無料です。そのため、SNSが採用につながればコストはかかりません 採用難でコストがかさんでいるからこそ、コストの安いソーシャルリクルーティングが注目されています。 

運用が簡単にできる 

SNSは、携帯からでも簡単に投稿することができるので、通常業務に支障をきたしにくいのではないでしょうか。院内行事などもすぐに投稿でき、リアルタイムで病院のことを知ってもらえますね。投稿が多いほど、目に触れる機会も多くなり、親近感を持ってもらうことができるでしょう。 

ミスマッチを防ぐことができる 

SNSは、ある程度の期間運用すると投稿内容が蓄積されていきます。院内の季節ごとのイベントの様子や忘年会・職員旅行など、ちょっとした一コマを気軽に発信することが可能です。ホームページでは発信しにくい情報も、SNSなら気軽に発信できます。その気軽な発信の内容が蓄積されると、院内の雰囲気がとても伝わりやすくなります。求職者が求める重要な情報の一つになると考えられるので、どんどん日常の一コマを発信していきましょう。 

デメリット  

長期的な運用が必要(成果が出るのに時間がかかる) 

SNSではフォロワーを増やさないといけません。フォロワーを増やすには、常に情報を発信し続け、魅力あるコンテンツをコツコツと作り続けましょう。 

早く効果を出すためには、SNS広告の利用もお勧めします。 SNS広告は、ピンポイントなターゲット選択が可能です。性別・年齢・地域など、さまざまな項目を設定してターゲットを絞ったターゲティングを行うことができます。 

炎上・コンプライアンス違反などのリスクがある 

誤解を与えるような文章や写真を投稿したことで、思わね情報が拡散し炎上することがあります。比較的大規模な病院であれば、スタッフが運用することもあるでしょう。過去には患者の写真や名前が載せられた投稿、医療者による不適切な写真の投稿など、炎上した事例がたくさんあります。

こうしたネット炎上やユーザートラブルに対する防止策の1つとして、SNSの運用ポリシーなどを自院で定めておくのも良いでしょう。 

また、医療広告ガイドラインは病院・クリニックで公式に運営するSNSも対象となりますので、そちらも注意を払う必要があります。 

 

まとめ 

ICT総研によると、日本のSNS利用者は7,523万人(普及率75)2020年末に7,937万人へ拡大予定です。 

病院・クリニックにとって、ソーシャルリクルーティングは、採用の補助的役割ですが、コツコツと続けることで、今後採用に大きな影響を与えてくるのではないでしょうか。低いコストで、病院と求職中の看護師のマッチングを図る上で、有用な採用戦略といえるでしょう。自院のホームページへ足を運んでくれる、間口としても有用なツールです。ぜひ、始めてみましょう。 

SNSは手軽に閲覧できるので、職員の知人・友人に求職者がいる場合も「うちの病院のSNSよかったら見てね」と気軽に勧めやすいですね。紹介採用に繋がる可能性も秘めているのではないでしょうか。