業務効率の悩みを解決!IT導入補助金インボイス枠の活用方法

公開日:2025/04/15   最終更新日:2025/04/24

「インボイスって最近よく聞くけど、どうしたらいいの?」
「日常業務の手間をどうにかしたい…」

そんな不安や悩みをお持ちの中小企業・個人事業者の方にこそ知ってほしいのが、IT導入補助金インボイス枠(インボイス対応類型)と、Zoho One(ゾーホー ワン)というツールの組み合わせです。
そこで、この記事は「難しそう」「簡単に知りたい」と思っている方に、簡単に読み進められるようにまとめました。

このコラムでわかること

  • インボイス対応の負担を減らす方法
  • Zoho Oneの特徴と活用シーン
  • 中小企業やフリーランスにもおすすめの理由
  • 実際の活用事例でイメージが湧く
  • 補助金の補助率・補助額・申請手続きの流れ

\ これらのことをやさしく解説しています /

IT導入補助金ってどんな制度?

IT導入補助金とは、中小企業や個人事業主が業務を効率化するためのITツールを導入するときに、費用の一部を国が支援してくれる制度です。
特にインボイス枠は、インボイス制度に対応するソフトの導入を支援する特別な枠
2025年度の制度では、最大2/3の費用が補助対象になっています(※補助上限350万円まで)。
[ 参考:中小機構 IT導入補助金2025 公式サイトhttps://it-shien.smrj.go.jp/ ]

Zoho Oneってなに?

Zoho One(ゾーホー ワン)は、請求書の作成、顧客管理、勤怠管理、メールのやりとりなど、会社の業務をひとまとめで使えるクラウド型のツールセットです。1つのソフトで45種類以上のアプリが使えます。たとえば、「営業さんがお客さんの情報を管理する」「経理の人が請求書を作る」「スタッフの勤怠や予定を管理する」など、日々の業務に必要なことをまるっとカバーしてくれます。

🌟 主なポイント
  • 45種類以上のアプリが使える!
    顧客の管理、売上の管理、社員のシフト、チームのやりとりなど、いろんなことがこれ一つでOK!
  • アプリ同士がつながっていて便利◎
    お客さま情報を一度入力すれば、見積書やメールにもそのまま使えてムダがなし!チャットやメールのやりとりもまとめて管理できるので安心です。
  • 月額制でコスパ◎
    たくさんのソフトを別々にそろえるより、ひとつにまとまっているから、ぐっとお安く使えます。
    しかも、パソコンでもスマホでもOK! リモートワークにもぴったりです。
  • 設定いらずカンタンに使える!
    インターネットにつながるパソコンやスマホがあれば、すぐに使い始められます。
    むずかしい操作はなく、パソコンが得意じゃなくても大丈夫!
  • 仕事をもっとスムーズに◎
    紙やエクセルで行っていた作業も、Zoho Oneならかんたん・正確・わかりやすく管理できます。
    日々の業務を効率よく進めたい方にぴったりです。

 

どんな会社に向いているの?

会社のタイプ Zoho One導入のメリット
1.請求書発行が多い(インボイス対応が必要な業種)
  • 例えば:
    • デザイン・制作会社
    •  IT・Web制作会社
    • 広告代理店
    • 建設業・設備業
    • 士業(税理士・行政書士など)
    •  コンサル業

    こうした、お客さまに請求書を発行することが多い業種。
    インボイス制度の「登録番号の記載」や「税率ごとの合計」など、ルールに合った請求書を作る必要があるため、Zoho Oneのようなツールで「かんたん・ミスなく」対応できるのが大きなメリット!

2.アナログ業務が多い(紙・手作業中心)
  • 例えば:
    • 手書きの請求書を使っている
    •  Excelで顧客管理や勤怠管理をしている
    • メールや電話でやりとりが多い

    こんな場合は、Zoho Oneで業務を一気にデジタル化(=IT化)すると

    • 作業時間を短縮
    • ミスを減らす
    • メールや電話でやりとりが多い

    といった業務効率アップが期待できます!

3.少人数・社長一人で運営している
  • 例えば:
    • 社長+スタッフ数名の小規模事業
    • フリーランスや副業事業者

    少人数でやっていると、営業・経理・事務・お客さま対応など、いろんな仕事を1人でこなす必要があります。Zoho Oneを使うことで、業務の自動化や一元管理ができるため、「人手が少ないからこそITで助けられる」メリットが大きい!

4.成長を目指すの企業
  • Zoho Oneは、はじめは請求書だけの利用でも導入でき、将来的には「営業管理」「在庫管理」「顧客対応」など、さまざまな業務に広げることが可能です。
    なので、

    • 今は小さいけど、これから事業を大きくしたい
    • 新しいスタッフを雇う予定がある
    • 拠点や店舗を増やしたい

    という方には、成長に合わせてITツールを活用できる柔軟さがある!

5.コストを抑えたい
  • 「Zoho One」単体で導入すると、それなりにコストがかかりますが、IT導入補助金を使えば3/4まで補助されるので、「ITツール導入費用の負担を軽減できる」チャンス!

 

対象になる事業者の事例紹介

  • 🔶事例①:建設業(大阪府)
    • 業種:内装工事・住宅リフォーム
    • 従業員数:5名(現場2名、事務2名、代表1名)
    • インボイス登録あり
      • 課題
        • 手書きの見積書・請求書でミスがでるため再発行の手間が大きい
        • 顧客との連絡が電話・LINEなど分散しているため管理が大変

        導入したツール:Zoho One(見積・請求書、顧客管理、LINE連携)
        補助金活用:事務作業効率化+法対応という目的で「インボイス枠」申請

        • 結果
          • スマホからも請求書が発行できるようになった
          • 顧客ごとの案件・進行状況がクラウドで一元管理できるように

          現場仕事が中心でも、事務にIT導入することで補助対象になります!

     

    • 🔶 事例②:フリーランスの税理士(福岡県)
      • 業種:税理士(個人開業)
      • スタッフなしのひとり事務所
      • インボイス登録あり
      • 課題
        • 請求書作成と送付が面倒、月末がいつも大変
        • お客さまごとの対応履歴が自分の頭の中だけ

        導入したツール:Zoho One(請求書、顧客管理、カレンダー)
        補助金活用:一人事業主でも「インボイス制度対応+業務効率化」で申請

      • 結果
        • 定期請求が自動で送れるようになり、作業時間が大幅に削減
        • 顧客ごとの情報管理でミスが減り、対応スピードが上がった

        フリーランス・個人事業主も補助対象です!

    補助金の補助率・補助額

    補助対象


    [ 出典: I T導入補助金2025 https://it-shien.smrj.go.jp/applicant/subsidy/digitalbase/ ]

     

    補助金の申請手続きフロー


    [ 出典: IT導入補助金2025 https://it-shien.smrj.go.jp/about/ ]

     

    申請前にチェック

    項目 チェックポイント
     GビズID 最初に必ず取得しておきましょう(取得に数日かかります)
    支援事業者経由か? Zoho Oneは「IT導入支援事業者」経由で導入することが必要
    業種制限 一部の大企業・みなし大企業は対象外になることがあります
    申請書類 会社の概要や、業務改善の内容などを記載する必要あり
    書類の作成 難しい部分は支援事業者が一緒に作ってくれます◎
    タイミング 事前申請が必要(※注意:導入後は申請不可)

     

    最後に

    IT導入補助金インボイス枠(インボイス対応類型)を活用してZoho Oneを導入すると…
    ◎ 事務作業の負担を減らせる
    ◎ インボイス制度にしっかり対応できる
    ◎ コストを抑えて、最新のツールを導入できる
    という大きなメリットがあります。