2025年スタート!「中小企業新事業進出促進補助金」とは?

公開日:2025/04/25   最終更新日:2025/05/07

「こんな補助金、使えたらいいな。でも、うちでも対象になるのかな?」
「新しい事業を始めたいけど、どこから手をつければいいの?」など
そんな思いを持つ事業者の方に、ぜひ知ってほしいのが、2025年4月22日から始まったばかりの中小企業新事業進出促進補助金です。
この記事では「これなら、ウチでもできそう!」というような、あなたの新しいチャレンジのヒントになるよう、わかりやすくポイントをまとめました。 次の一歩を踏み出すきっかけにしていただけたら嬉しいです!

中小企業新事業進出促進補助金とは?

この補助金は、「これから新しい市場にチャレンジしたい!」という中小企業を後押しする仕組みです。
具体的には、これまでと異なる分野や、より付加価値の高い(=お客様から見て「価値がある」と思われる)ビジネスに挑戦するための設備投資などを支援。

活用イメージ

企業 新たな挑戦内容
機械加工の会社 半導体製造装置の部品づくりに挑戦
医療機器メーカー 蒸留所を建てて、ウイスキーづくりに進出

[参照サイト] 経済産業省 中小企業庁 ミラサポPlus:補助金の一覧

補助金の概要は?

[出典] 中小企業庁  https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/r7/shinjigyo_shinsyutsu.pdf

どんな企業が対象?

「これから新しい事業を始めよう!」という中小企業や小規模事業者が対象です。

  • 例えば、こんな企業
    • 新しいサービスや製品を開発したい
    • 若い世代にも届く商品を出したい
    • 空き時間・空き設備を活用したい

中小企業の定義について


[出典] 公募要領P6  2-1.補助対象者より

 

補助対象となる「新事業進出」の3つの条件とは?

中小企業が補助金を受けるには、「3~5年の事業計画」を立てて、新しい事業にチャレンジすることが必要になります。
この新しい事業(=新事業進出)には、次の3つの条件が求められています。

条件 内容
製品やサービスが「新しい」こと 会社として今までにない商品やサービスに取り組むこと
新しいお客さん向けであること 法人→個人など、新しいターゲット市場であること
売上がしっかり見込めること 新しい事業の売上が、会社全体の売上の10%以上になるなどの見込みがあること

[参照サイト] 公募要領のP14  5-1.補助対象要件より

 

審査ではどんな点が見られるの?

審査で評価されるポイントはこちら!以下のような項目がバランスよくチェックされます。

視点 見られるポイント
① 補助対象としてふさわしいか? ◎ 補助金のルールをきちんと守っているか
◎ 利益アップや、従業員の給料アップにつながる見込みがあるかどうか
② 新規事業としての価値は高いか? ◎ まだ世の中に広まっていない、分野にチャレンジしているか
◎ お客様にとって「ちょっと高くても買いたい」と思ってもらえる商品やサービスかどうか
③ 市場性と将来性があるか? ◎ これから伸びていきそうな市場かどうか
◎ 同じ分野のライバルと比べて、差別化や強みがあるかどうか
④ 実現できる体制・計画になっているか? ◎「こうやって進めます!」という計画がしっかり立てられているか
◎ 人手や資金、社内の体制が整っているか
⑤ 国が補助すべき理由があるか? ◎ 国が支援する意味があるか(例えば、社会の課題解決につながるなど)
◎ 自社だけでもできてしまう内容ではないか
⑥ 政策的な貢献があるか? ◎ 地域や日本の未来にプラスになる内容かどうか
◎ 社会的に意義がある取組か(例えば、地域の雇用を生むなど)

[参照サイト] 公募要領のP42  10-1.書面審査より

公募要項はこちら 🔗 https://shinjigyou-shinshutsu.smrj.go.jp/docs/shinjigyou_koubo.pdf
 

スケジュール

この補助金の全体スケジュール

[出典] 中小企業「新事業進出促進」補助金 🔗 公式サイト:https://shinjigyou-shinshutsu.smrj.go.jp/

 

申請に向けた事前準備

補助金の申請は、少し大変そうに感じるかもしれませんが、事前にできることを少しずつ進めておけば安心です。慌てず、着実に準備していきましょう!

  • 新しい事業のアイデアを考える
    この補助金は「今までとは違う、新しいチャレンジ」を応援する制度です。まずは、自社の強みを活かせる新しい商品・サービスや、これから進出してみたい市場について考えてみましょう。
  • 計画を立ててみる
    どんな内容で申請するか、ざっくりとでも「こういうことをやってみたい」という計画を立てておくと、申請書づくりもスムーズです。売上の見込みや体制のことなども、できる範囲で整理してみましょう。
  • GビズIDプライムを取得しておく
    電子申請には「GビズIDプライム」というアカウントが必要です。これは、国のオンライン申請に使う共通IDで、発行には1週間程度かかります。
    ▶ GビズIDの取得はこちら 🔗 https://gbiz-id.go.jp/top/

 


最後に

「新しいことを始めたいけど…」と迷っている時こそ、この補助金があなたの背中をそっと押してくれるかもしれません。
まずは、情報を知るところからでも第一歩です!
少しでも気になったら、どうぞ気軽にお問い合わせください。