【愛知県】中小企業デジタル化・DX支援補助金の活用ポイント!

公開日:2025/04/23   最終更新日:2025/04/24

はじめに
デジタル化って、何をすればいいの?」
ツールを導入したいけど、どうすればいいの?」
と悩んでいる愛知県のあなたに、【中小企業デジタル化・DX支援補助金】があります。

  • この記事では、
    • 中小企業デジタル化・DX支援補助金とは?
    • そもそもDXって何?
    • どんなツールが対象?
    • どうやって申請するの?

    といった疑問を、やさしく解説していきます。

中小企業デジタル化・DX支援補助金とは?

この補助金では、ただデジタルツールを導入するだけでなく、業務の流れ(プロセス)を見直すところから一緒に取り組めるのが特徴です。
専門家によるコンサルティングやシステム構築のサポートに加えて、古いシステム(レガシーシステム)の改修費用も対象になります。

特に、現在のデジタルツールやクラウドサービスと古いシステムがうまくつながらない…というお悩みにも対応できるのがポイント。
これにより、生産性アップや人手不足の解消など、経営課題の解決にもつながることが期待されています。

2025年4月1日(火)から申請受付がスタートしています。

略語について

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、IT(情報技術)を使って業務を効率化したり、ビジネスのやり方を進化させたりすることです。例えば、今まで手書きしていた請求書を、パソコンでパパッと作ってメールで送れるようにするなど。

補助金の概要

項目 内容
対象 中小企業・小規模事業者(※「あいち産業DX推進コンソーシアム」に加入している県内に事業所)
対象経費 ソフトウェア購入費、クラウドサービス利用料、外部の専門家への支払いなど
補助率 費用の 3分の2まで補助(自己負担は3分の1)
限度額 最大 200万円
申請期間 2025年6月11日(水曜日)午後5時まで

どんなツールが対象?

補助対象になる例

  • ケース①:紙の管理をやめてクラウドへ
    • 紙やExcelで行っていた受発注業務も、クラウドサービスを使えばラクに。
    • 外出先でも確認できて、ミスも減り、作業がスムーズになります。

    💡クラウドサービス = ネット上で使える便利な仕組み。特別な準備なしですぐ使えます。

  • ケース②:顧客管理の見える化
    • 「誰に連絡したっけ?」そんな心配事をなくしてくれるのがCRM(顧客管理ツール)
    • 対応履歴をスタッフで共有できて、営業の抜け漏れがなくなります。

    💡CRM(シーアールエム)= 顧客情報を一元管理できるツール。

  • ケース③:勤怠・給与計算の自動化
    • 出退勤の記録や給与計算は勤怠管理システムで自動化。
    • 事務の手間が減って、本業に集中しやすくなります。

 

どんな分野に使えるの?

分野 内容 具体例
経理・会計 お金の出入りを整理する業務 会計ソフト、経費精算アプリなど
営業・顧客対応 お客様とのやりとり CRM、営業日報アプリ、名刺管理
人事・労務 従業員の管理や給与計算など 勤怠システム、給与ソフト
販売・EC 商品販売やネットショップ運営 ECサイト構築、POSレジとの連携
情報共有・働き方改革 社内コミュニケーションや業務の見える化 グループウェア、チャットツール

【略語について】

  • EC(イーシー)サイト:オンライン上で商品を販売する「ネットショップ」のこと。
  • POS(ポス)レジ:商品の販売情報を記録・管理できるレジ。デジタル管理と連携しやすいのが特徴です。

 

申請するために知っておきたいこと

  • ① 事業計画を立てよう
    • 「どんな目的で、どんな効果を期待して、何を導入したいか?」を具体的にまとめる必要があります。
  • ② 見積書・計画書を準備
    • 導入予定のツールの見積もりや、実施スケジュールなどを明記する書類が必要です。
  • ③ 専門家と一緒に進めると安心
    • 認定経営革新等支援機関(通称:認定支援機関)に相談するのがおすすめ。
      申請書の作成や事業計画の内容について、プロのアドバイスが受けられます。

最後に

仕事をちょっとラクに、効率よくするためのデジタル活用は、「これならできそう」と思えることから、はじめてみてくださいね。
この補助金は、そんな前向きなチャレンジを応援してくれる仕組みです。小さな一歩が、大きな変化につながっていきます。