はじめに
「デジタル化って、何をすればいいの?」
「ツールを導入したいけど、どうすればいいの?」
と悩んでいる愛知県のあなたに、【中小企業デジタル化・DX支援補助金】があります。
- この記事では、
- 中小企業デジタル化・DX支援補助金とは?
- そもそもDXって何?
- どんなツールが対象?
- どうやって申請するの?
といった疑問を、やさしく解説していきます。
中小企業デジタル化・DX支援補助金とは?
この補助金では、ただデジタルツールを導入するだけでなく、業務の流れ(プロセス)を見直すところから一緒に取り組めるのが特徴です。
専門家によるコンサルティングやシステム構築のサポートに加えて、古いシステム(レガシーシステム)の改修費用も対象になります。
特に、現在のデジタルツールやクラウドサービスと古いシステムがうまくつながらない…というお悩みにも対応できるのがポイント。
これにより、生産性アップや人手不足の解消など、経営課題の解決にもつながることが期待されています。
2025年4月1日(火)から申請受付がスタートしています。
略語について
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、IT(情報技術)を使って業務を効率化したり、ビジネスのやり方を進化させたりすることです。例えば、今まで手書きしていた請求書を、パソコンでパパッと作ってメールで送れるようにするなど。
補助金の概要
項目 | 内容 |
対象 | 中小企業・小規模事業者(※「あいち産業DX推進コンソーシアム」に加入している県内に事業所) |
対象経費 | ソフトウェア購入費、クラウドサービス利用料、外部の専門家への支払いなど |
補助率 | 費用の 3分の2まで補助(自己負担は3分の1) |
限度額 | 最大 200万円 |
申請期間 | 2025年6月11日(水曜日)午後5時まで |
どんなツールが対象?
補助対象になる例
- ケース①:紙の管理をやめてクラウドへ
- 紙やExcelで行っていた受発注業務も、クラウドサービスを使えばラクに。
- 外出先でも確認できて、ミスも減り、作業がスムーズになります。
💡クラウドサービス = ネット上で使える便利な仕組み。特別な準備なしですぐ使えます。
- ケース②:顧客管理の見える化
- 「誰に連絡したっけ?」そんな心配事をなくしてくれるのがCRM(顧客管理ツール)。
- 対応履歴をスタッフで共有できて、営業の抜け漏れがなくなります。
💡CRM(シーアールエム)= 顧客情報を一元管理できるツール。
- ケース③:勤怠・給与計算の自動化
- 出退勤の記録や給与計算は勤怠管理システムで自動化。
- 事務の手間が減って、本業に集中しやすくなります。
どんな分野に使えるの?
分野 | 内容 | 具体例 |
経理・会計 | お金の出入りを整理する業務 | 会計ソフト、経費精算アプリなど |
営業・顧客対応 | お客様とのやりとり | CRM、営業日報アプリ、名刺管理 |
人事・労務 | 従業員の管理や給与計算など | 勤怠システム、給与ソフト |
販売・EC | 商品販売やネットショップ運営 | ECサイト構築、POSレジとの連携 |
情報共有・働き方改革 | 社内コミュニケーションや業務の見える化 | グループウェア、チャットツール |
【略語について】
- EC(イーシー)サイト:オンライン上で商品を販売する「ネットショップ」のこと。
- POS(ポス)レジ:商品の販売情報を記録・管理できるレジ。デジタル管理と連携しやすいのが特徴です。
申請するために知っておきたいこと
- ① 事業計画を立てよう
- 「どんな目的で、どんな効果を期待して、何を導入したいか?」を具体的にまとめる必要があります。
- ② 見積書・計画書を準備
- 導入予定のツールの見積もりや、実施スケジュールなどを明記する書類が必要です。
- ③ 専門家と一緒に進めると安心
- 認定経営革新等支援機関(通称:認定支援機関)に相談するのがおすすめ。
申請書の作成や事業計画の内容について、プロのアドバイスが受けられます。
- 認定経営革新等支援機関(通称:認定支援機関)に相談するのがおすすめ。
最後に
仕事をちょっとラクに、効率よくするためのデジタル活用は、「これならできそう」と思えることから、はじめてみてくださいね。
この補助金は、そんな前向きなチャレンジを応援してくれる仕組みです。小さな一歩が、大きな変化につながっていきます。