岐阜県の事業者必見!「岐阜県小規模事業者パワーアップ応援補助金」を解説

公開日:2025/05/09   最終更新日:2025/05/12

岐阜県でがんばる小規模事業者のみなさん、「販路開拓したいけどお金が足りない」「新しい設備を導入したいけど自己資金が不安…」このようなお困りごとがありませんか?

物価高や人手不足など、事業を取り巻く環境がますます厳しくなるなか、この補助金は「稼ぐ力」を伸ばす取り組みに対して、最大250万円まで支援してくれる補助金制度です。

この記事では、はじめての方にもわかりやすく、この補助金の内容や使い方、注意点まで丁寧に解説していきます。

 

岐阜県小規模事業者パワーアップ応援補助金とは?

この補助金は、原材料費やエネルギーコストの上昇、人手不足などで経営が苦しい小規模事業者を応援する制度です。商工会・商工会議所のサポートを受けながら、販路開拓・業務効率化・業態転換・事業規模拡大など「稼ぐ力」を伸ばす取り組みを行う際の経費の一部を補助してもらえます。

対象となる事業者

以下の条件をすべて満たす小規模事業者が対象です。

業種区分 常時使用する従業員数の上限
商業・サービス業(宿泊・娯楽除く) 5人以下
宿泊業・娯楽業 20人以下
製造業その他 20人以下

※加えて、岐阜県内に事業所があり、開業済みであることが必要です。

補助枠・補助率・補助上限額

区分 補助率 補助上限額 補助下限額
一般枠 1/2 100万円 なし※2
働いてもらい方改革枠 3/2※1 250万円※1 なし※2

ポイント
※1 働いてもらい方改革枠において、「新たな働く環境づくり」に要する経費については、 補助上限額250万円のうち100万円を上限に、補助率10分の10が適用されます。
※2 「下限額なし」補助下限額がないため、小額の補助対象経費でも申請可能です。

対象となる経費(取組の例)

補助金の対象となる主な経費には以下のようなものがあります。

  • 機械装置等費:新しい設備の導入(例:オーブン、冷蔵庫、特殊印刷機など)
  • 広報費:チラシや看板、ポスターの作成
  • ウェブサイト関連費:ECサイトや自社ホームページの新規作成や改修、ネット広告など
  • 展示会等出展費:商談会や展示会への参加費、搬送費など
  • 委託・外注費:店舗改装やシステム開発などの外注業務
  • 職場環境整備費(※「働いてもらい方改革枠」のみ):在宅勤務対応、バリアフリー化、求人環境の整備など

⚠️ 注意点
ウェブサイト関連費だけでの申請はできません。他の取組(設備投資や広報活動など)と組み合わせて申請する必要があります。
例えば「ホームページのリニューアル」に取り組む場合でも、それが販路開拓や業務効率化、売上アップなどの一環であることが求められます。

補助金の基本をサクッと紹介

審査あり 申請しても必ず採択されるとは限りません。提出された計画書の内容や事業の実現性が審査されます。
事業開始は交付決定通知後から 採択されても、「交付決定通知」が届く前に発注・購入したものは補助対象外になります。
計画変更は事前申請必須 内容や予算配分を変更したい場合は、必ず事前に申請して承認を受けましょう。
実績報告が必要 補助事業終了後に、実際の取組内容や支出の内容をまとめた報告書の提出が必要です。(提出期限あり)
支給額が減る可能性あり 計画と違う使い方や証拠書類が不足している場合、補助金額が減額されることがあります。
購入物にはルールあり パソコンなどの汎用性が高いものは対象外になることも。処分・売却に制限がある設備もあります。
他の補助金との重複はNG 同じ内容で他の補助制度にも申請している場合、重複とみなされて補助対象外になります。
補助金の支払いの仕組み(精算払い)
支払のタイミング まずは自己負担。事業終了後に報告・審査を経て補助金が支払われます。
支給方法 精算払い(事後支給)。前払い制度はありません。
必要書類 領収書、納品書、振込記録、写真など証拠書類が必要です。
支給条件 実績報告が認められてから入金されます。

⚠️注意点
・入金までに数か月かかることも。自己資金の準備を。
・クレジットカード支払いは「引き落とし完了」が事業期間内である必要あり。


最後に

「小規模事業者パワーアップ応援補助金」は、販路開拓や業務効率化などに挑戦したい岐阜県の事業者さんを力強く後押ししてくれる補助金です。申請には計画づくりや商工会・商工会議所のサポートが必要ですが、そのぶんしっかり準備すれば、補助金を活用した前向きなチャレンジが現実に!まずは一歩を踏み出してみましょう。公式サイトや公募要領をチェックして、補助金の活用を検討してみてくださいね。