東京都には、中小企業や個人事業主の方でも使いやすい助成制度があります。それが、令和7年度 第1回「中小企業デジタルツール導入促進支援事業」です。
例えば、日々の業務で「もっとラクになったらいいのに…」「人手が足りないな」と感じていることはありませんか?
そんなお悩みを、ITの力でスッキリ解決するお手伝いができるのが、この助成金です。この記事では、助成金のしくみや活用のヒントを、わかりやすくお伝えします。読み終える頃には、きっと「これなら私にもできそう!」と思っていただけるはずです。
中小企業デジタルツール導入促進支援事業
この助成金は、東京都内の中小企業が業務効率化やデジタル化に使えるツールを導入するための費用を一部補助してくれる制度です。
🟠 助成金の活用イメージ
| 活用例 | 導入するツール | 効果 |
| 経理を効率化したい | 会計クラウドソフト | 手入力ミスが減り、業務効率がUP |
| 営業支援がほしい | MAツール※1 | 見込み顧客へのアプローチが自動化 |
| 社内連絡が煩雑 | グループウェア導入 | 情報共有のスピードが向上 |
| 単純作業が多い | RPAツール※2 | 手作業を自動化、残業削減にも◎ |
※ソフトウェアまたはクラウドサービス本体価格関連経費等が100万円(税抜)を超える場合は、2社以上の見積が必要
略語の補足
- MAツール※1:Marketing Automation(マーケティングオートメーション)
「マーケティング活動の自動化を支援するソフトウェア」 - RPAツール※2:Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)
「パソコン上での、定型業務を自動化するツール」
🟠 対象者
東京都内の中小企業・小規模企業・個人事業主
中小企業の定義

小規模企業
[出典]令和7年度 第1回 中小企業デジタルツール導入促進支援事業 【 募集要項 】より
🟠 助成率と限度額
助成率とは、「対象経費のどのくらいが戻ってくるか」の割合です。
[出典]令和7年度 中小企業デジタルツール導入促進支援事業チラシ
🟠 申請スケジュール

[出典]令和7年度 中小企業デジタルツール導入促進支援事業チラシ
6月の募集に間に合わない場合でも…
次のチャンスは10月予定!
今、慌てて準備するよりも、じっくりと申請計画を立てておくことで、よりスムーズに進められます。
「gBizIDプライムの取得には時間がかかるため、早めのご準備を」
🟠 助成の流れ
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ◯ 申請準備 | 必要書類を用意して、gBizIDを取得しましょう |
| ① 電子申請 | jGrantsの専用フォームで、お申し込み(6月11日~7月4日) |
| ② 審査 | 書類に不備がないかチェックがあります |
| ③ 交付決定 | 助成対象としてOKが出たらスタート! |
| ④ 助成事業の実施 | 契約・支払い・運用まで完了させましょう |
| ⑤ 実績報告 | 書類を提出します |
| ⑥ 完了検査 ⑦ 助成金額確定 |
購入品等の確認、支払った経費に係る経理関係書類の確認 審査を経て、助成金額が決定します |
| ⑧ 助成金請求 | 「助成金確定通知書」同封の「助成金請求書」(公社指定様式)を提出 |
| ⑨ 助成金受取 | 指定口座に入金されます |
\ポイント!/
助成金は「後払い」、まずは自己負担が必要です。その後、審査を受けて対象として認められた経費が、助成金として口座に振込まれる仕組みです。
最後に
「思っていたよりもハードルが低そう」
「うちにも合いそうな使い方がありそう」
少しでもそう感じたら、今がチャンスかもしれません。
この制度は、「これからの事業の土台づくり」を支援するものです。
「少しでも気になったら、どうぞ気軽にお問い合わせください。」
